

「自分は定年まで一生懸命働いてきたのだから、退職金は自分のものだ」
もしあなたがそう考えているなら、非常に危険です。
妻の浮気が原因で離婚を考えている、あるいは妻の方から突然離婚を切り出された場合、最も警戒しなければならないのが「お金(老後資金)の問題」です。
この記事では、熟年離婚において男性側が圧倒的に不利になりやすい「財産分与」と「年金分割」の残酷な現実と、あなたの退職金を守り抜くための唯一の防衛策について解説します。
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日本の法律では、婚姻期間中に夫婦で築き上げた財産は、名義がどちらであっても「共有財産」とみなされます。離婚時には、この共有財産を夫婦で公平に分ける「財産分与」が行われます。
「妻はずっと専業主婦(またはパート)で、家計を支えてきたのは自分だ」という主張は、残念ながら法的には通用しません。妻が家事や育児をしてくれたおかげで夫は外で働くことができたとみなされるため、原則としてきっちり半分(1/2)に分割されます。
あなたが長年、会社の理不尽に耐えながらようやく手にした「退職金」。これも、婚姻期間に相当する部分は財産分与の対象となります。もしすでに退職金を受け取って口座に入っている場合はもちろん、将来受け取る予定の退職金であっても、計算されて分割の対象となるケースがほとんどです。
財産分与だけでなく、「年金分割」という制度も男性にとって大きな痛手となります。
年金分割とは、婚姻期間中に納めた「厚生年金」の記録を、夫婦間で分割する制度です。多くの場合、夫の方が厚生年金を多く納めているため、夫の年金が減り、妻の年金が増えることになります。
一度分割されてしまうと、一生涯にわたって受け取れる年金額が減ってしまうため、シビアな老後の生活設計が根本から狂ってしまいます。
ここで最大のポイントとなるのが、「妻の浮気(不貞行為)の証拠」があるかどうかです。
もし、決定的な証拠がないまま「お前、浮気しているだろ!」と問い詰め、妻が「してない。ただの性格の不一致よ」と主張して離婚協議に進んでしまったらどうなるでしょうか。
法律上は「ただの夫婦関係の破綻(性格の不一致)」として処理され、妻は堂々とあなたの退職金や預貯金の半分を持ち去り、年金分割まで勝ち取って、浮気相手と悠々自適な生活を送ることになってしまいます。慰謝料を請求することすらできません。
この理不尽な事態を防ぐ方法はただ一つ。
妻に財産分与や離婚を切り出される前に、こちらから「法的に有効な浮気の証拠(ラブホテルに出入りする写真など)」を突きつけることです。
決定的な証拠があれば、妻からの身勝手な離婚請求を拒否したり、妻や浮気相手に対して高額な「慰謝料」を請求したりすることが可能になります。交渉次第では、「慰謝料を相殺する代わりに、退職金や家は渡さない」といった、あなたに有利な条件で離婚を進める(財産を防衛する)強いカードになるのです。